
今までに出会えた人たちとのご縁、その「和」こそ、失うことのない宝物でありましょう。
自身は小さな一人ですが、仏様を通して、大きな「和」を創っていけたらと、切に願っております。
本日、ここにいただいている「いのち」、この「いのち」をどういただけばよいのか・・・
今できること、それだけにただひたすら、精一杯でありたい・・・
そのことをいつも心に、これからも精進して参ります。
私は京都生まれで、実家が寺院なのですが、正直なところ、仏道に入る気は露ほどもありませんでした。
しかし、十五歳で父親が他界、その葬儀での祖父(仏道の師)の言葉が出発点となったのです。
「早くして亡くなったお父さんの菩提をしっかり弔ってやりなさい」
平成二十三年・四月より、ご縁をいただき、当山の住職を勤めさせていただいております。
淡路島はまさに「御食国」、何もかもが驚くほど美味しい。とても喜ばしいことでございます。
ご縁とは本当に不思議なもの。私がこうして息をしているのは、もちろん、両親のお陰ではありますが
もし、まだ父親が生きていたとしたら、私はきっと、この場所には居られなかったと思っています。
今できること、それだけにただひたすら、精一杯でありたい・・・そのことをいつも心に、これからも精進して参ります。